神々のつぶやき No.47 いずれも先達から聞き及んだ話だが…

我が輩はモゥーモゥーの牛である。
以前は人間もしておりました!
我がモゥーモゥーと人間の間で見た聞いた話をするモ~。

あ、そうだモシ 本日7月1日は我がモウーが誕生した日だなモシ!
何となく670才になってるなモウー。

覚えておくこと。その②

怒りの可能性が断たれたのをきっかけにグルジエフは他の領域でもこの技法を試した。
例えば女性との関係だ。
いつであれ性的衝動が生じた時は彼は必ず待った。
二十四時間経てば衝動はもはや消えている。心はもう低次の力によって引き寄せられなくなった。
ひょっとしたら性犯罪をも少なくする手法でもあるかも知れない。
この手の話はこれ以上ここではやめよう・・・・

何年もの間、このような事を訓練した後、
グルジエフは突然心(マインド)の中のもうひとつの「通路」に気付いた。
流れを要するエネルギーが低次の力の出口が塞がれたせいで、
新たな出口を見つけなければならなかったのだ。

例えば大勢の人々がいる教会の側を通り過ぎながら沈黙の内に祈っている人々をただ見ているだけで、
突然彼の心(マインド)の扉が開き、そこで祈っている人々と一体になるのだった。
突然彼の心(マインド)が何か高次の力に対して開いたのだ。

そして、もうひとつの計り知れない現象にも気付いた。
ただ通りを歩いていて一見普通の人とすれ違うと、グルジエフは突然その人が
普通の人でないことに気付くのだった。その人は神秘家(高次人)だった。
グルジエフがその人の後をつけ、少し調べると毎回100%の確率で当たっていた!
グルジエフの中でこの「通路」は奇跡を求める礎となり、彼はそれに従った。

あなたが高次の力に対して開けば物事はとても違った風に起こり始めるだろう。
だが、もし低次の力に対してだけ開いていたら、暗がりで高次の力を探し求める事になる。
手探りは行き当たりばったりであり、偶発的だ。

時々あなたは誰かを、または何かを知るかも知れないが、それは稀だ。
たとえもし、あなたの人生を変え、完全に変容させられる誰かや
何かに遭遇したとしても、あなたは気付かない!
たとえもし、ブッダに出会ったとしても、あなたは覚者と面と向かっていることに気付かないだろう。

どうやったらそれがわかるだろうか?
あなたは今は高次のものに開いていない。だからたとえあなたが覚者に出会ったとしても
彼の低次の可能性にしか開かないだろう。ブッダの中にさえ自分を乱すものを見つけ出すだろう!!!

私たちは低次の力を信じているし、信仰している。
なぜなら私たちの中では低次の力に対してだけ扉が開かれているからだ。

もし誰かが他の誰かを非難していたら、私たちはその人の言うことを全面的に信じる。
証明の必要はない。そうやって噂は真実になる。あなたは全く間違った噂を作り出すこともできる。
だがとても多くの人々がそれを信じているせいで、その後あなた自身がそれを信じてしまう可能性がある。
私たちは他者によって導かれる。もしあまりに多くの人々が何かを言ったら、それは真実に違いないと!?

次回、覚えておくこと最終章その③は、ブッダの正体とは!高次とは!

つづく

勾玉牛拝

PAGE TOP