神々のつぶやき No.48 いずれも先達から聞き及んだ話だが…

あれ!本物のコロナ様はどこに隠れたかモシ!
オリンピックはいかがかなモシ!
どうであれ大変!モウータイヘンダーモシ!

覚えておくこと。その③
オー(ブッダ、ブッダ!)

十二年の放浪の後、ブッダは生まれ故郷へと帰って来た。
何百という個々人が弟子になっていた。
彼は弟子たちにとって内的な光となっていた。

だが彼の父は事の全体に全く気付いていなかった。
それに息子が会いにやって来ると、父は怒った。
ブッダは一人息子だった。だから彼は怒ったのだった。
―――その一人息子は彼の唯一の希望だった。
それなのに父は老齢にして息子に見捨てられた。

ブッダを目の前にして彼は言った。
「お前がやっていることは断じて許さん。私はお前の父だ!
お前をあまりに愛するがゆえ、お前が何をしてきたにせよ、忘れることはできる
ーーー私の扉は今も開いている
ーーーだからこれらの馬鹿げたことはひとつ残らずやめなさい!
息子が乞食をしているなど見るに耐えん!」
彼にとってブッダはただの乞食だった。今の言葉ではただのヒッピー、反逆者だ。

ブッダは何も言わずそこに立っていた。
そしてついに父はブッダが返事をしないのに気付いた。父は言った。
「なぜ何も言わないのか、私にはわかる。お前は意気地無しだからだ!」

ブッダは笑って言った。「あなたは誰と話していらっしゃるのですか?
あなたの家を後にした息子はもういません。私はあの時とは完全に違う人間です。」
父が前にもまして怒っているのは明らかだった。

彼は言った。「私がお前を知らないとでも言いたいのか?
お前がこの世に生まれたのは私があってこそだ!」

ブッダは言った。「あなたは生を与えて下さいました。ですが、私はあなたに属してはいません。
あなたの所有物ではありません。あなたは単にこの世に生まれ来るための通路でした。
私は感謝しています。でも私を知っているとは言わないで下さい。
あなたは自分自身のことさえ知らないのに、どうやって私のことがわかるのでしょう?」

父は同じ調子で話し続けた。彼は高次の存在となったブッダに対して開いていなかった。
目の前の現実には開いていなかったが、息子であるシッダルタの記憶に対してだけ開いていた。
高次の力は彼に対して開いていたが、彼は低次の力に対してだけ開いていた。
目の前の現実すら見ず、過去の記憶の中にある父として振る舞っていた。

あらゆる事柄はあなた次第だ。ブッダはどんな時代や期間の専有物でもない。
ブッダのパワーは常にそこにある。至る所に存在している。
人はただ開いていなくてはならないだけだ。

まず最初にすべきことは、低次に対して閉じることだ。習慣の激しい力によって、
心(マインド)が低次に開く時はいつであれ目撃者でいることを絶えず覚えていなさい。
そうすればそれは止み、閉じるだろう。
低次の中でエネルギーを無駄にしてはならない。そうすればエネルギーを消費せず、
エネルギーを蓄積していることだろう。
それに蓄積されたエネルギーは高次のドアを開く助けになる。
一度あなたが高次の可能性の存在を感じ始めたら、低次のことを考える必要すらなくなる。
低次なるものは消え去った。あなたは全く違う世界、違う次元、新しい存在へと入った。
そこであなたは進化した魂から助け協力を受け始める。

少し難しかったが、3回読み返せば理解するさ。
よくよく覚えておくこと!

終わり。

勾玉牛拝

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