神々のつぶやき No.56 いずれも先達から聞き及んだ話だが…

我が輩は寅ちゃんである。
寅は寅でもマガ寅と申します。
寅ちゃんが見た聞いた物語、始まり始まり!

<泥棒とは何者ぞ! その2>

泥棒は言った。
「なかなか話のわかる人だ。すると稼業を続けてもいいというわけですか。
その技法とはなんです?早く教えてください。」

OSHOは言った。
「どこまでも目覚めていることだ。お前が物を盗むとき、どこまでも意識し、目覚めている。
どこかの家に押し入るとき、どこまでも意識している。
宝物庫からなにかを盗むとき、どこまでも意識している。意識してそれをするんだ。
お前がなにをやろうと私の知ったことではない。15日したらここへおいで。
お前がそれを実行しなかったら、来なくていい。15日間実行するんだ。
自分のしていることをなんでも続ければいい。だが、どこまでも意識してやるのだ。」

3日目に泥棒は戻って来て言った。
「15日間は長すぎます。あなたはずるい人だ。
もらった技法のとおりにどこまでも意識していると、盗むことができなくなります。
この3日間、私はずっと王宮へ通い続けました。宝物庫にたどり着き、その扉を開くと、
いろんな宝物が目の前に並んでいます。だが私はどこまでも意識します。
どこまでも意識すると突然私は仏像のようになってしまいます。
それ以上、先に進むことができません。手が動かなくなります。
そして宝物なんかどうでもよくなります。
それ以来、何度も何度も王宮の宝物庫へ行くのですが、また戻って来てしまいます。
どうしたらいいでしょう。あなたの話ではこの稼業はやめなくていいはずだったのに、
どうもこの方法の中には何かからくりがあるようで。」

OSHOは言った。
「もう戻って来なくていい。自分で選ぶんだ。もし盗みを続けたいなら瞑想は忘れればいいし、
もし瞑想の方がよかったら、盗みは忘れる。どちらでも好きなほうを選ぶんだ。」

泥棒は言った。
「それは困った。この3日間、私は本当に生きているという感じでした。
王宮からなにも盗らずに帰って来るとき、生まれて初めて
自分は泥棒じゃなくて王者なんだと感じました。この3日間というもの、
あまりに至福に満ちていたので、もう瞑想はやめません。まんまとやられました。
どうか私に入門を許し弟子にして下さい。もう試さなくていいです。3日間で充分です。」

対象がなんであれ、あなたが意識的であればそれは瞑想となる。
意識的に同化すれば、それは瞑想となる。無意識的であれば、それは大きな罪となる。

あなたはいろんなものにすっかり同化している。
「これは私のものだ。あれは私のものだ・・・」というふうに。あなたは同化している!
「これは私の国だ。これは私の民族だ。これは私の国旗だ・・・」というふうに。

もし、誰かがあなたの国旗を投げ捨てたら、あなたは憤激する。
だが、いったい彼がなにをしたというのか。

あなたには国などありはしないし、国旗などはすべてお伽噺だ。
子供のようにそれと戯れるならいいだろう。それはおもちゃだ。
だがそのために人を殺し、また人に殺される。そして国旗を侮辱したために国が創られ、
また破壊される。一片の布きれではないか!

いったいどういうことか。あなたはそれに同化している。
そのような同化は無意識だ。無意識、それこそが罪である!

今日はここまでにしよう。

ああ~やっぱりこれも3回は読まないとダメダべナー!

我が輩はマガ寅!

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