神々のつぶやき NO.28  いずれも先達から聞き及んだ話だが…

我が輩は猫であります。
ですが、以前は人間もしておりました!
人間時代に聞き及んだ話をするニャー。

【子供(幼児)の秘密だって!】その②

分割が始まると分裂が生まれてくる。2歳前後からすでにその前兆が出始める。
これが極端になるといわゆる二重人格となって分裂する。
怒ると変わり、泣くと変わり、何をしてもすぐ変わる。これが同じ人間とはとても思えない程!
この分裂状態こそ人間に起こるあらゆる不幸の原因、源である。エゴとも言う。

母親が微笑む・・・これは母親が子供について何か話しているのではない。
彼女は自分自身について何かを語っているのだ。彼女は嬉しい。母親になって幸福だと。

普通の母親はみんな微笑む。どんな醜い子供に対してでも母親だったら微笑みかける。
たとえごくごく普通の子供であっても母親は必ず想いを巡らす。

この子はナポレオンのようになるかしら!アレクサンダー大王のようになるかしら!
それともお釈迦様のように・・・? が、母親が語っているのは子供のことではない。
彼女は母親であることで幸せだ。彼女が語っているのは彼女自身のこと。

そしてもし子供が微笑んだら母親がもまたエゴを集めるのだ。
子供の微笑みを見て母親はいい気分になる。彼女は子供が自分に微笑みかけたと考えるからだ。
誰もが同じことを互いにやりあう。

子供は別に微笑みかけているのではない。子供は別に母親について何かを話している訳ではない。
いつ微笑していつ泣いたら良いか子供は知っている!
そして母親、父親は罰したり褒美を与えたりし始める。
もし母親に良い感じが持てなかったら笑おうとしない。母親を見ようともしない。
母親は子供を説き伏せなければならなくなる。

だが子供は自分自身について何かを示しているのであって母親についてではない。
母親は母親で自分自身の何かを示しているだけ。子供についてではない。
ある瞬間にこうであると思うと次の瞬間には全く違う。
朝には機嫌よくニコニコしていた母親が昼には怒って子供をぶつ。

もしあなたが1つの気分しか持たない1人の人間と暮らすのだったら、あなたのエゴも1つだけだろう。
が、あなた方は無数の気分を持った多くの人々と暮らして来てあらゆる種類の印象を受けて来た。

子供はどんな子供でも母親を見てニッコリするが、これは彼女が子供にとって
食物と愛情の源泉だからだ。そしてこの子供のニッコリは一種の外交的な駆け引きに過ぎない。
そうする事で子供は愛情や栄養をもっともっと獲得する。
2歳~3歳頃に子供は一番花開き、政治家になって行く。
4歳~5歳、その政治家は本物のカラを破り全てに羽根が生え飛び立って行く。

エゴとは母親、父親から生み出され分割され分裂し、
2歳前後に印象や反映や反射像(リフレクション)などの蓄積となり、
そしてこの時期にインプットされたエゴと共に生きていく。

このエゴを何かで落とさない限り、釈然としない世の中を生きて行く事となるかも知れない。
親は全て身も心も鏡である。最大のポイントは生まれて2歳(2年)で心が決まるという事らしい。
どのような環境で、どのような家庭で過ごすかが
大きなスタート台になるようである。とも言っている人がいたらしい。

人生100年の計が2年で決まるかも知れないニャー。
むずかしい。むずかしい。
今回は特に(でも少し分らなくはないニャー)

そう言えば勾玉小僧の母親は当時の皇后様から現天皇陛下の妹の黒田清子様の教育係を
何度も頼まれ恐れ多くお断りしていたが結果OKし、2歳から7年間、家庭教師をしたっけ。
やっぱり2歳が重要なのかニャー。

当時の新聞記事ニャ~

勾玉小僧拝

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