神々のつぶやきNO.10 いずれも先達から聞き及んだ話だが・・・我が輩は鞍馬山に住むニャーである

我が輩は鞍馬山に住むニャーである。
我がニャーの主人鞍馬天狗様が昔、こんなことを言っていたのを思い出したニャー。

ある日、鞍馬山の高い崖から人が落ち、途中で辛うじて木の枝につかまったニャーが、
その枝が折れそうになって「誰か助けてくれニャー」と叫んだみたいだ。

そこに突然、空中に鼻の長~い天狗様が現れ、つかまっている人に尋ねたとさ。
「あんた様は神を信じるかなもし?」
そうしたら必死になって、
「信じるニャー、信じるニャー。信じるから助けてくれニャー」と泣きながら答えた。

そこで天狗様。
「分かった、分かったニャー。助けてあげるからその手を放して~」と言ったらしい。
そしたらさ、この方、「誰か他に助けてくれる者はいないか!」と大声で叫んだとさ。

わたしゃ、頭が鞍、鞍ニャー!
神社でも行くか。

勾玉小僧拝

PAGE TOP