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神々のつぶやき NO.18 いずれも先達から聞き及んだ話だが…

エントリー投稿日:2019/02/01

我が輩は猫であります。
ですが、以前は人間もしておりました!
人間時代に聞き及んだ話をするニャー。
西洋であった話だが…

ヤクソク! その②

「私はまだ生きている。たとえ王国を失っても、これはまたいつか取り戻せる。もう一度征服することができる」

王は自分の命を救うために国を離れた。敵は追ってくる。その馬の足音が彼には聞こえていた。
それはどんどん近づいてくる。彼は走って逃げた。友軍を見失い、馬に死なれ、
今や王は自分の足だけをたよりに走り続けた。あちこちで傷ついて、もう足も血みどろだ。
これ以上走れないとなっても、彼は走らなければならなかった。おまけに空腹だ。敵は次第に近づいてくる。

と、彼は行き止まりの道に入り込んでしまった。道は途絶え、もう前方には何もない。
そこは絶壁だった。敵はますます近づいてくる。後退すれば、敵に出くわしてしまう。
かと言って飛び降りることはできない。この奈落は深すぎる。飛んだら死ぬだけだ。
もうあらゆる可能性が絶たれたかに思われた。
 
が、彼はまだ条件が完全に満たされるのを待つ。
「私はまだ生きている。もしかしたら敵は方向を変えるかもしれない。
あるいはこの絶壁から飛び降りても死なずに済むかもしれない。条件はまだ満たされていない」

その時、彼は敵が間近に迫ってきたのを感じた。崖から飛び降りようと下を覗くと、
今まさに2頭のライオンが谷に入ってくるのが見えた。腹を空かせてどう猛な顔つきで彼を見上げている。
もう一瞬の時も残されていなかった。彼の最後の瞬間はもう五本の指で数えられるほど切迫していた。

ついに、かれは指輪を抜き取った! そして、開いて宝石の下を見た。
そこには言辞(メッセージ)が彫られてあった。
「これもまた過ぎ去る」

彼はくつろいだ。
この王は、メッセージを通じて完璧な智恵を会得したと言われている。
これもまた過ぎ去る」というメッセージを通じて…

ことはそのように起こる。
敵は方向を変えて動いていった。ざわめきも聞こえなくなり、足音はだんだん遠ざかっていく。
彼は腰を下ろした。そして休み、ぐっすり眠った。

それから10日と経たないうちに、彼は軍団を再編成して国に立ちかえり、敵を制覇して宮殿を取り戻した。
人々は歓声をあげて祝い、喜び、狂わんばかりの大騒ぎだった。
路上には踊りの輪が広がり、色とりどりの灯(あかり)がともされ、花火が打ち上げられた。
王自身、興奮していた。彼は幸福の絶頂にあった。あまりの喜びに胸は高鳴り、幸福すぎて死ぬかとさえ思った。

と、突然彼は、指輪を思い出す。
そこで、宝石を開いて銘を見ると、このように書かれていた。
「これもまた過ぎ去る」
人生のマスターキー。
取り返した王国はその後500年は続いたという。

これを絶えず覚えておくこと!
深く、深く、途絶えず続くものとして、夢の中でさえ憶えていられるようにすること。
「これもまた過ぎ去る」
夢の中でも、あなたは「これもまた過ぎ去る」ことを知っているようにするがいい。
呼吸にも似て、いつもいつも、そこに在るように。そして、そこに在るということ、それが自分を変容させる。

これがマスターキーだ。
自分のもっとも奥深い秘密の扉を、自分自身のみ開くことができる鍵だ。
そこから、そこを通って「実在」の本体そのものへの扉が開かれる。
 人生バンザイ。

                                        なんとなく、スゴイ話だニャー
                                        しかし、王様はスゴイ人だニャー
                                        いろんな話があるもんだニャー 
                                        じゃ、またネ~

                                                   勾玉小僧拝
                                                        

神々のつぶやき NO.17 いずれも先達から聞き及んだ話だが…

エントリー投稿日:2019/01/01

我が輩は猫であります。
ですが、以前は人間もしておりました!
人間時代に聞き及んだ話をするニャー。
西洋であった話だが…

ヤクソク! その①

「なにゆえか知らぬが、余はある指輪を求めて心駆られている。
我が心の態を安らかに定めることのできる指輪だ。余はそれを有さねばならぬ。
その指輪は、余が心晴れぬ折には悦びを与え、また同様に悦びにある折に、
見ると悲しませるものでなければならぬ」

王に仕える賢人たちは互いに相い談じ、共に熟考した。

やがて、彼らは王の求めに叶う指輪の特徴(しるし)を決めるにいたった。
賢人たちが案出した指輪にはかく銘が彫られていた
「これもまた過ぎ去る」

その指輪が王の元に来た経緯は次のとおりである。
ある崇高な乞食(こじき)から授かったものだった。
 
彼は言った。
「これを王に渡すがいい。だが、一つだけ条件がある。王に言いなさい。
もうこれ以上耐えることはできないと感じるまで、この指輪の蓋を開けてはならない、と。
宝石の下に言辞(メッセージ)が隠されている。しかし、好奇心でそれを開けて見てはならない。
そんなことしたら、その言辞(メッセージ)の意を取り逃がすだけだ。
言辞(メッセージ)はそこにある。が、それと出会うためには、意識の上でもっとも適切な瞬間が必要だ。
それは宝石の下に彫られてこそいるが、簡単に開いて読めるような死んだ言辞(メッセージ)ではない。
この条件は、どうしても守られなければならない。
つまり、すべてが失われたとき、もう考えることすらできない完全な混乱状態、
これ以上ないほどの苦悶、もう何一つできることはないまったくの絶望状態…
こうなったとき、はじめてその指輪を拾い見るがいい。言辞(メッセージ)はそこにある」

王は条件を守った。
いつの間にか王は戦いに敗れ、国を失い、敵は勝利を得た。
王は何度指輪を取り出してその言辞(メッセージ)を読もうと思ったことか…
しかし、そのたびに王は、まだ全面的(トータル)にその瞬間に至っていないと思った。

「私はまだ生きている。たとえ王国を失っても!」

さて一体、この王はどこに行くのかニャー
次回をお楽しみに!
今年もよろしくネ。

                                           勾玉小僧拝
                                                

神々のつぶやきNO.16 いずれも先達から聞き及んだ話だが…

エントリー投稿日:2018/12/01

我が輩は猫であります。
ですが、以前は人間もしておりました!
人間時代に聞き及んだ話をするニャー。
西洋であった話だが…

転換の狭間?

「その人は助けてもらうことができないのだ。助けてもなんの役にも立たない。
なぜなら、その人は自分の内部に援助や助けを失敗に終わらせるような何かを持っているのだから…
ガチャ―ン!」

我が輩は、その人にある実験をすることにした。我が輩は、知人の男に黄金・札束を
イヤと言う程イッパイに詰めた袋を橋の真ん中へ置いておくように命じた。
そして、我が輩のもう一人の知人の男には、誰か借金、負債があって首が廻らず
不幸になっている人を橋のたもとに呼んで橋を渡ってもらえるように頼めと命じた。

そして、その人に橋を渡らせた。橋のたもとにいた我が輩は、渡って来たその人にたずねた。
「橋の真ん中あたりで何か見かけたかね?」先に話したように、そこにはギッシリと入れた黄金、札束の袋が
置かれてあった。橋の上には誰一人いない。その人はたしかに橋を渡った。その袋が見えたはずだった。
その袋を拾うことも出来たはずだった。それは自分のものだと言う人は誰もいなかったのだから。

しかし、その人はその袋を一目みることさえしなかった。「橋の真ん中あたりで何か見かけたかね?」
また聞いてみた。「いや、何にも」と言う。

(そりゃ~又、どうしたわけだべさ!!)と聞いてみた。その人は、こう答えた。
「橋を渡り始めるや否や、ある考えを思いついたんです。ひとつ眼をつぶって渡ってみたら面白かろうってね。
それで私はそらしたんですよ…???」

こういう思いつきは人は起こる。誰でも起こりえる出来事でもある。
何かがすぐにも起こりうるような時点に近づくと急に何らかを思いつく人達が多くいる。
それも時にはあまりにも下らない考えでそんな事を思いつくなんてとても信じられないくらいの代物もある!

しかし、一度考えつくとこの人らは、たちまち通路(ルート)を変える。気を、機を変えてしまうのである。
そこで、今にも起ころうとしていた事にもストップがかかる。

橋を渡ったその人は、貧しい上に借金をかかえて苦しんでいたのだから、
この袋に入ったものがあったら充分過ぎるほど助かったことだろう。ところが、不意に…

その人は今までにも数えきれない程この橋を渡ってきているのに、一度だってこんな考えを起こしたことはなかったのに。
ところが、この日にかぎり今日にかぎり不意に眼をつぶって渡ったら面白いだろうなという考えが頭に浮かんだのだ!
ああああ~

みんなには言わないが眼を閉じて道を歩いた人もいるだろう。
ある朝の散歩。誰もいないところでそんな考えを思いつく人もいるだろう。
もし、そんな考えをふいに思いついたら周りを見まわしてみることだね!何か!
黄金の袋のようなものが、あなたを持っているかもしれないよ!

あれこれ教訓に来年は生きるべさ!
又、来年神社で会おうニャー
良きお年を!
バ~イ

                                                 勾玉小僧拝

                                                 

神々のつぶやきNO.15 いずれも先達から聞き及んだ話だが…

エントリー投稿日:2018/11/01

我が輩は猫であります。
ですが、以前は人間もしておりました!
人間時代に聞き及んだ話をするニャー。西洋であった話だが…

幻滅の門

一人の男がある神社の門をくぐり、静かに柏手を打ちつぶやいた。
30年も精進し祈ってきたが未だ神を理解するに至らないと言った。
耳元で何かが反応した。
(百年かけてもダメだろう)とのことだった。
男はなぜかと言った。
(おまえの自己中心がお前自身と真理のあいだの障害物になっているからだ…)と
 
初めの初めからこの男は間違った姿勢をしていると…
この男はひょっとすると非常に計算高い、ずる賢い?人間だったかも!
そうでなければ神への祈りの瞬間をどうして数えていられよう?
どうしてこんなことが言えるのだろう、(私は30年も祈ってきた)と。

この計算が示しているのはビジネス的だ。
30年だって? よく数えていたものだ…と。

又、このようなことを言う人もいた!
私はこれこれ何日のあいだ断食した。
何回祈った。それなのに何も起こらないなんて?!

実のところ、もし祈りとは何かを知っていたら、結果などどうでもいいはずだ。
祈りそのものが、それだけで充分だ!
祈りは幸福! 祈りは喜びだ!
祈ること自体ですでに充たされる。
他には何もいらない!

ところが、この男は祈っていない時には祈りの結果を待ち焦がれる。
そうなったら祈りは目的のための手段にはなりえない!
祈りは決して目的のための手段にはなりえない!


あぁ~あぁ~、いろいろあるニャー
まあ、神社でも行くべか!

                                                勾玉小僧拝
  

神々のつぶやきNO.14 いずれも先達から聞き及んだ話だが…

エントリー投稿日:2018/10/01

我が輩は猫であります。
ですが以前は人間もしておりました!
人間時代に聞き及んだ話をするニャー。
西洋であった話だが…

裁くなかれ成り【後編】
何事も我が輩が人間だった頃出会った話だがニャー。

【前回より続く】
老人には若い息子がいた。一人息子だ。
この若者が野生の馬を馴らしはじめたのだが1週間ほどたった頃、彼は馬から落ちて両足を折ってしまった。
村人達はまたまた集まって来て…人々というのはどこでも同じだ。どこにでもいる! またまたお裁きだ。

彼らが言うには「あんたは正しかった。あんたの言ったことがまた正しいことが証明されたね。
やっぱりお恵みじゃなかった。災難だったんだよ。一人息子の両足を駄目にしちゃったんだもの。
あんたの歳になったらあの子は唯一の支えだっただろうに。前よりひどい貧乏暮しになってしまう」

老人は言った。「あんたがたは裁くことにとりつかれている。そんなに行き過ぎなさんな。
ただ私の息子が足を折ったとだけ言えばいいじゃないか。これが災難か恵みか誰にわかるね? 
誰にもわからない! これもまた一断片だ!」

こんな事があってから数週間経った頃、隣国との間に戦争が始まった。村や町の若者達はみな強制的に徴兵されていった。
ただ一人、あの老人の息子だけは足が不自由なために徴兵をまぬがれた。どの家からも若者達が強引に連れ出されていく。
人々は身を寄せ合って泣きくれていた。村中の人々は泣き叫び悲嘆にくれながら老人に言った。
「あんたは正しかったよ。爺さん、神様は知ってなさったね! あんたは正しかった。
あれがお恵みだったことが証明されたじゃないか。あんたの息子はあんたと一緒にいられるんだもの」

老人は言った。「あんたがたとはもう話ができないよ。あんたがたときたら次か ら次へととめどなく裁きつづけてきりがない。
先は誰にもわからないんだ! 言うのならこれだけ言えばいいさ。
強制的に軍隊に入らされた! そして私の息子は強制されなかったとだけね」

何が恵みか災いかは誰にもわからない。誰もそれを知ることのできる人はいない。
(神のみぞ知るのさ)

裁くなかれ!
そう。
この人は素晴らしい⁉
あの人はダメだ!?
この人は光明を得ているか!?
あの人は光明を得ていない!?
ひとたび裁いたら、何事も成長は止まるとニャー!
神は裁かず! 人は裁く! とさ。
さあ、神社でも行くか!

                                                勾玉小僧拝
                                                      

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